ぼくのらいおん日記

ハートフルでピースフル、それでいて泣けるエントリーがここに。

どうしても筆がすすまない……そんな時に

子供から大人まで、大きなことから小さなことまで、ものを書かなくてはならない機会はかならず訪れます。思い起こせば小学校3年生のとき。「総合」の時間に先生から出された課題は、リレー形式でストーリーを書くこと。第一走者だった当時9歳の僕はまったくはじめの部分が思い浮かばず、泣きながら総合の時間が終わった後も机から離れずに考えていました。

 

中・高と歳を重ねるごとにものを書く機会は増えてきます。中学生の時は確か「平和」について2,000字であなたの考えを述べよとかあったし、高校では小論文みたいな授業でたくさん書かされました。このあたりで、周りのサッカー部や野球部の友人がプロになるのをあきらめた頃、僕も文章を書くことで食べていくことと、文章を書くことをやめようと思いました(目指してはいませんでした)。

 

そして華の大学生、華の金曜日。社会学部に入った僕の前には10を超えるレポート課題が待っていました。社会学部は特にレポート(2,000字から時に20,000字)を求められ、提出しなければ単位をもらえません。大学は義務教育ではないので単位をもらえなければ「学年」に取り残されてしまうのです。

 

仕方なくレポートを書くわけですが、すらすらなんて書けるはずがない。書けるんだったら朝井リョウくんみたいにすばるで賞を取っています。けれど、大学のレポートは点を取れる方法があって、教授の望むポイントを押さえながら講義に準じた教科書を参考に書けば良いので、一度やり方を覚えてしまうとそんなに難しくないことに気付きました(やったぜ)。

 

社会に出れば、こんなことに煩わされる機会なんて無い、日報とかパワポくらいでしょ?と思っていたところ、入る社会を間違えたのか、イベントのレポートやエッセイや広告記事や編集記事やインタビュー記事を書かなければいけない仕事についてしまいました。僕は焦りました、ダルいと。しかし解けない問題はないはず、まずはソリューション案のひとつとして、深夜のあたまがふらふらしている時間に、(あらかじめ目次のようにどこになにを書くかを構成したうえで)ダラダラと書き始めることにしました。いわゆるある種の深夜のテンションと言うやつですが、間違いなく文字はかけます。

 

もちろん質はクソだし誤字脱字まみれだし、ところどころ話が繋がってません(これも深夜に書いているのでよくわかるはずです)。こうして文章を書き終わると力つきたように寝ます。すると朝にはあら不思議、文字数を満たした原稿が机上に置いてあるのです。なんということでしょう、あとはこれを修正していくだけではありませんか。とても楽です。※どうしても深夜のテンションになれない時は、ちょっと黒霧島を飲みます。

 

次に使えるなとおもったのは、同じ業界の人が書いた自伝などを読むこと。おれは24時間、いや48時間眠らずに企画を考え続けた。考えに考えた企画は必ず報われるものだ。俺は200万部のベストセラーを生み出すことになった。という文章は今考えたのですが、確かにこれを読むとなんだか頑張らなければならなくなるし、頑張ると報われるような気にもなってきて、モチベーションは上がってきます。しかしモチベーションだけあがる可能性は高いので、書けるとは限らないのです。

 

こんな文章を書きながら、僕は明日の朝締め切りの原稿に手を付けていません。ブログを書いています。助けてください、どうしても筆がすすまないめう……

 

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